「できないこと」ではなく、
前向きに「できること」を考えたい。

木下美季 ANA成田エアポートサービス(株)出向
2017年4月入社 人間福祉学部人間科学科卒

INTERVIEW 01

学生時代に感じた、ANA社員の自然な思いやり

学生時代に感じた、ANA社員の自然な思いやり

私は右耳がまったく聞こえず、左耳は補聴器をつけてなんとか聞こえる程度という聴覚障がいを抱えています。学生時代は教職を目指していましたが、途中から企業に就職して社会のことを広く知りたくなりました。私が進みたいのはどんな会社だろう。いろいろ検討する中で、「自分の暮らしと接点がある会社」を選びたいと思うようになりました。

修学旅行や部活の遠征などで、私はANAの飛行機を利用することがありました。そのとき、ANAの人たちは耳が聞こえない私に寄り添うように、私の立場になって対応してくださいました。そして就職活動の際、たとえば面接の連絡などを電話ではなくメールで送ってくれるなど、様々な場面で配慮を感じました。しかもそれが「気を遣わなければならない」「マニュアル通りの対応」というものではなく、自然にサポートしてくださるのが印象的だったのを覚えています。就職活動中には人事の方をはじめ、多くのANAグループの社員の方々とお会いしました。そしてANAグループが「ダイバーシティ&インクルージョン宣言」に本気で取り組んでいることを感じ、私もこの会社で仕事をしたいと思ったのです。

INTERVIEW 02

入社後はお客様の前に出るカウンター業務を希望

入社後はお客様の前に出るカウンター業務を希望

私は入社前希望していた、空港の国際線でカウンターに立っています。理由は人と話をするのが好きだから。私は補聴器だけでは会話を完全に理解するのが難しいので、相手の口の動きも読んで会話(口話)をしています。入社後はまずカウンター業務につくための教育と訓練があり、限られた時間の中で多くのことを覚えなければなりません。耳が聞こえない私にとって教育と訓練は大変な時間で、必死についていきました。

会社や周りの人は「障がいがあるからこの仕事しかできない」ではなく、「それならどうすればいろいろなことができるようになるか」を考えてくれます。たとえば、ワイヤレスの補聴援助システムを導入していただき、ミーティングや訓練などでもみなさんが話す内容をきちんと聞き取れるようになりました。また、会社の寮には地震や火事など万が一の際にドアセンサで状況を教えてくれる設備も入れてくださいました。ANAグループのサポートで仕事がしやすくなりいろいろなことに挑戦できるのを嬉しく思います。

INTERVIEW 03

私も周囲をサポートできるようになりたい

私も周囲をサポートできるようになりたい

カウンター業務は空港で最初にお客様と接する仕事です。仕事を円滑に進めるうえでのマニュアルはありますが、一方でお客様一人ひとりに必要なことを考えるとマニュアルに書かれていないことでも臨機応変に対応する必要があります。また、お客様の前に出る仕事以外にもすべてのスタッフがベジタリアン向けの食事などのオプションサービスなど、お客様一人ひとりのご要望を瞬時に把握できるよう情報を整理します。

この業務では私が在籍している会社だけでなく、ANAグループのさまざまな会社が連携してミスが起こらないようにしています。耳が不自由な私だけでは対応しきれず困っていると同僚やグループ会社の方が自然に助けてくれます。ANAグループにある助け合いの気持ちを強く感じますね。今はまだキャリアが浅いので自分ができることも限られていますが、私もその気持ちを大切にして困っている人がいたら自然にサポートできるようになりたい。そう考えながら日々の仕事を行っています。

INTERVIEW 04

ANAには、あなただからこそできることがきっとある

ANAには、あなただからこそできることがきっとある

私にはANAでチャレンジしたいことがたくさんあります。現在担当しているカウンター業務では、もっと上手にサービスできるようになりたいと思います。空港には大切な人との旅行を楽しみにワクワクしているお客様がたくさんいらっしゃいます。楽しそうにしている方たちのサポートができる今の仕事に就けたことが本当に嬉しいです。そしていつかは広報や経理の仕事を経験してみたいとも思っています。2017年に入社したばかりでまだまだ経験が浅いですが、仕事を通して「お客様と会社の人、両方から認めてもらう」という大きな目標も生まれました。

「ダイバーシティ&インクルージョン」を宣言しているANAグループは、さまざまな制度を通じて社員一人ひとりの多様性を大切にし、働きやすい環境を作り出してくれているのを感じます。また社員も他のメンバーを「この人は障がいがある」「この人は外国人だ」と区分けして「だからこの人にはできないだろう」と考えるのではなくどんな人とも同じように接してくれます。のびのびと仕事に取り組める環境が、とても心地よいですね。