ミッションと仕事の特長

飛行機を操縦し、お客様を目的地まで届ける。一見シンプルに映るパイロットの仕事ですが、
そこには強い使命感、入念な準備、緊密な連携、刻々と変化するフライト状況への対応など、奥深い世界が待っています。

運航乗務職のミッション

運航の責任者として、
ANAの信頼を担う

ANAのパイロットは、人命財産を預かるプロフェッショナルとして、「お客様を安全に快適に目的地に届ける」という使命を担っています。とくに「安全運航」に対する意識は入社時から徹底して鍛えられます。また、「定時性」「快適性」「経済性」を常に考えながら運航することも重要です。国境を超える公共交通機関に従事する者としての心構えや地球環境への配慮など、高い志を持って大空を飛ぶことも求められます。さらに、機長は毎回のフライトの責任者となるため、常に人格、技倆、識見を磨き続けながら、安心と信頼の運航を追求しています。

運航乗務職の仕事

安全で快適な
フライトをつくるために

パイロットの仕事はコックピットの中だけで完結するものではありません。乗務前から運航に関するあらゆる情報を集め、安全で快適なフライトを実現するための入念な準備が行われます。また、乗務中も変化する様々な条件に柔軟に対応していくことで、最適なフライトをつくっていきます。

1日の流れ

  • 出発約1時間前
    運航支援者とその日の最新の航路情報、気象情報、機材に関する情報をチェックし、フライトの方針を確認します。また、コックピットクルーとしての結束と連帯感を高めていきます。
  • 出発約35分前
    ~離陸
    搭乗便に乗り込んでから離陸までの時間は限られています。その間にコンピュータのセットアップ、外部点検、客室乗務員とのブリーフィングを実施します。整備士から整備状況を確認するなど、それぞれの持ち場で専門性を発揮している各職種との連携も、安全で快適なフライトには欠かせません。
  • 離陸~着陸
    管制の離陸許可を得て滑走路に進入し、いよいよ離陸。離陸後は揺れの状況を確認し、シートベルトサインを解除します。自動操縦巡航中も常に想定されるリスクに備えながら、計器のモニタリングや外部監視を継続。着陸時は状況により客室乗務員に到着時刻、天候、降下中の揺れの状況などを知らせ、滑走路上の目標とする場所に接地するよう、慎重に操作を行います。
  • 着陸後
    客室乗務員からお客様と客室の状況の報告を受けた後に降機します。到着地のディスパッチで飛行中に発生した異常、次便のために有効な情報(経路上の天候、揺れなど)を報告する「デブリ―フィング」を行い業務終了になります。

パイロットの乗務スケジュール

パイロットは国際線・国内線ともに乗務し、世界中を飛び回ります。国内線の場合は、日帰りから2泊3日のパターンを基本とし、国際線の場合には渡航先で1〜2日滞在します。安全・定刻・快適な運航を実現するため、体調管理には細心の注意を払い、休日にもランニングなどで体を動かしているパイロットも少なくありません。

B777副操縦士の1ヵ月のスケジュール例
客室乗務職の1ヵ月のスケジュール例 客室乗務職の1ヵ月のスケジュール例
  • フライトタイムのLは現地時間
  • スタンバイとは、天候や機材状況などによるイレギュラーに備え、定時性を確保するための交代要員として空港に待機すること
  • 資格維持のために航空身体検査や定期訓練、定期審査などのスケジュールが組み込まれることもある
B777副操縦士の1日のスケジュール例
客室乗務職の1日のスケジュール例 客室乗務職の1日のスケジュール例

運航業務以外の仕事

  • 後輩を育てる

    実際のフライト以外の場面においても、パイロットとしての技倆を高めていくために、長期的成長を見守る班長や、訓練のプログラム作成、指導教官などを行います。

  • 安全と信頼を守る

    ANAの運航の安全と信頼を守るため、機長は定期的に審査を受けています。
    国土交通省の代理人として審査を行う「査察操縦士」は、機長の知識や技倆を公正な視点から見極めます。

  • 本社機能を
    サポートする

    パイロットの立場からANAの企業活動をサポートします。様々な部署と連携しながら、人財採用や広報活動、顧客満足度向上などに取り組みます。