ANAがこれまで以上に強い
オペレーションを提供できるよう、
多くの人財を育成したい。

岩﨑 倫敦
オペレーションマネジメントセンター オペレーションマネジメント部
1998年入社 経済学部経済学科卒

CLERICAL STAFF

社員の地道な業務の積み重ねで飛行機は飛んでいる

INTERVIEW 01

学生時代はボート部に所属。年中合宿所で練習をし、そこから大学に通っていました。ご存知の通りボートはチームプレーを大切にするスポーツです。ANAに入社後、現場にいる一人ひとりの社員が全力を出しながらもチーム力を駆使して飛び立つ飛行機を支えているところにボートと共通するような感覚を覚えました。

入社前、航空会社にはスマートな印象を抱いていました。すべてがシステマティックに動き、社員も整然と仕事している。そんなイメージです。しかし入社してみると、一つひとつの業務に深く人が関わり、細かい業務の積み重ねで飛行機が飛び立っていることがわかりました。もちろん私が入社した頃に比べてシステマティックになった部分はありますが、現在でも人の力に支えられている部分はかなりあります。

自分を大きく変えた、入社5年目に起こしたミス

INTERVIEW 02

入社後は東京空港支店ステーションコントロール部に配属され、6年間羽田空港で勤務しました。入社5年目の時、当時は就航していなかったシドニー空港からのチャーター便の運航支援要員として、初めて一人で海外に出張する機会に恵まれました。飛行機が飛び立つ前には重量重心計画(ウェイト・アンド・バランス)を作成します。定期便だと重量重心計画はシステムによって自動で作成されますが、就航していない空港だったのですべてマニュアル(手書き)で作成しなくてはなりません。その際、私は重量計画の計算を間違うという大きなミスを犯してしまいました。

この時のことは今でも鮮明に覚えています。ミスに気付いた瞬間は完全にパニックに陥りました。カンタス航空の事務所の片隅を借りて業務をしていましたが、その場にいるANA社員は自分だけ。質問しようにも質問できない状況にさらに混乱してしまい、間違いを修正するのに時間がかかり、結果的に飛行機の出発が大幅に遅れてしまいました。しかも私自身がその飛行機に乗って日本に帰ることになっていたのです。出発が遅れご立腹されているお客様の中に入って行く時は本当に申し訳なく、同時に情けない思いをしました。

これ以降、私の仕事のスタイルは大きく変わりました。現場ではデータなどの確認を必ず6回実施するようになりました。やりすぎとも思えるほど確認を繰り返すためには時間も必要です。そのためどのタイミングで何を確認するのが最適か、熟慮しながら職場の工程管理を行う。飛行機を定刻通りに安全にフライトさせるためには、念には念を入れることが重要だと自覚しました。そして、この習慣は後に海外実務研修員としてロンドン・ヒースロー空港で業務をしているときに大いに役に立ちました。

どんなことでも諦めずに立ち向かえば必ず乗り切れる

INTERVIEW 03

矛盾に聞こえるかもしれませんが、シドニーでの経験は私にプラスの面もありました。ミスを一人で修正できるかわからない。飛行機を飛ばせないと何度も思いましたが、最終的になんとか正しく再計算して出発させることができました。文字通り“修羅場”をくぐり抜けたことで、どんなことでも諦めずに立ち向かえば乗り切れる、自分はここまでできるという自信にもなったのです。

シドニーでの一件の後、ANAが羽田空港のターミナル1からターミナル2へ移転することが決まりました。私は移転の担当となり、新しい事務所に移ってからのオペレーション方法などを考えることになりました。いろいろな可能性を想定し、関係先との調整を行いながら移転を行いました。

羽田空港での移転というANAにとっての一大イベントの担当を任せてもらえたことで、私は一度の失敗をいつまでも引きずるのではなく前向きにチャレンジすればチャンスがやってくることを学びました。これからも物事に前向きな気持ちで取り組む姿勢を持ち続けながら仕事をしていきたいと考えています。

すべての事業のベースは、飛行機をどう飛ばすかにある

INTERVIEW 04

現在私がいる部署では1日約1000便飛んでいるANAグループの全ての便の運航管理とダイヤ管理を行っています。お客様からしてみれば、飛行機が時刻表通りに離陸し、定刻通りに目的地に到着するのは当たり前のこと。しかし現実には天候や滑走路の状態などあらゆることが運航に影響するため、毎日必ず何かしらのイレギュラーに遭遇します。イレギュラーが発生したとしても、さも何もなかったかのようにオペレーションができている状況を実現していくために、オペレーションの現場では常にイレギュラーな出来事が起こることを想定し、何が起こっても迅速に対応できるように努力しています。

私は入社してからこれまでオペレーションの現場一筋で仕事をしてきました。ANAの事業の主軸は航空運送業であり、すべての事業は飛行機をどうやって安全定時に飛ばすかが基盤になっています。だからこそANAがこれまで以上に強いオペレーションを提供できる会社にしたいと考えています。このようなことに対して頑張ってみたいと思っている方々とともに仕事ができたら嬉しいですし、そういう人財をいかに多く育成できるかがこれからの私の使命だと考えています。

CAREER

1998
4月 東京空港支店ステーションコントロール部
最初の3年間は、運航の現場で運航支援業務・作業工程管理業務・搭乗載管理業務・スポット管理業務を実施していました。後半の3年間は業務スタッフとして、羽田空港のオペレーション品質の改善や特別機ハンドリングの調整を担当していました。
2004
4月 成田空港支店旅客部
成田空港での旅客サービス業務を担当。当時は羽田空港の国際化がそれほど進んでいなかったこともあり、成田空港は量と質の両方において国際線業務の中心でした。現場の仕事の面白さを実感した2年間でした。
2006
4月 成田空港支店ステーションコントロール部
成田空港で国際線の運航支援業務や、発着枠調整、官公庁対応などを担当。また、在籍中に1年間ロンドン支店空港所での海外実務研修の機会にも恵まれました。
2010
9月 人事部付け休職
縁あって外部で労使関係について5年ほど勉強してきました。航空産業は「人の力」で支えられ、「人の力」で差別化を図る産業だということを、身をもって経験しました。
2015
9月 オペレーションマネジメントセンター オペレーションマネジメント部
ANAのオペレーションの中枢となる部署ということもあり、様々な課題に直面しながら、お客様視点のオペレーションを実現するために日々奮闘しています。
社員の所属ならびに所属名称については、2017年3月現在のものとなります。