Interview

様々な経験を積むことで、オンリーワン人材になる。 アジア・オセアニア室兼シンガポール支店総務 成田 健太郎 2002年入社 法学部法学過程(政治学履修コース)卒 様々な経験を積むことで、オンリーワン人材になる。 アジア・オセアニア室兼シンガポール支店総務 成田 健太郎 2002年入社 法学部法学過程(政治学履修コース)卒

フロントラインで、仕事の基礎を築く。

大学では国際政治を学び、シンガポール大学にも1年間留学していました。帰国後の就職活動では、金融からマスコミ、コンサルティング業界まで幅広く見て回ったのですが、その中でANAに興味を持ったのは、会社としての成長力を感じたこと、そして世界と関わる仕事ができそうだと思ったことがきっかけです。入社後、最初に配属されたのは成田空港の旅客課。ここで、チェックインカウンターでの接客業務や手荷物受取エリアの係員など現場で直接お客様と関わる仕事を経験する中で、航空ビジネスのフロントラインの仕事の重要性を学びました。また、周囲の先輩たちから社会人としてのイロハを徹底的に教わったのも、この時期です。1人のことも全員で支える、ANAらしさとはこういうものだと心と体に叩きこまれました。3年目にはカウンター業務の責任者に。例えば大雪でフライトがキャンセルになった際、「天候のせいです」と伝えるだけではお客様は納得しません。お客様からいただく要望を加味しながら、その場その場でどういった対応が最善なのか策を練り、行動する。マニュアル通りにいかない現場での経験は私を大きく成長させてくれたと思います。そして、4年目からは成田空港支店の総務部へ。今までとは一転して、社内のスタッフと向き合う仕事が始まりました。

丁寧に進めることこそ、最大の効率化。

2005年当時、成田空港支店の総務部では「ANAのターミナル移転」に伴う様々な業務が発生していました。ANAグループ各社が設置している社員用の自動販売機の場所の変更ひとつを例に挙げても、いくつもの利害関係が絡むために簡単には進まなかったのです。しかし、こうした問題に取り組む際に先の部署で培った「相手に納得していただく対応力」が大いに役立ちました。例えば簡単な連絡もメールで済ませるのではなく、電話を一本入れる。時には自分から会いに出かける。1人ひとりと丁寧に向き合うことは一見手間のように思えますが、実は難しい交渉をスムーズに進める最も効率的な方法でもあるということを、この部署で改めて実感しました。そして、ここから私のキャリアは大きく路線を変更していきます。ある日、上司から「よし、次は霞ヶ関だ」と言われたのです。国土交通省への派遣でした。

国土交通省への派遣を経て、国際関係のプロに。

国土交通省では「運輸・観光部門における国家間の自由化交渉」を行う部署に配属となりました。ここでの私の立場は省庁職員です。国のために働く官僚の一員として、毎晩遅くまで働きました。普段は見ることさえできない官僚の方たちの仕事に一緒に取り組み、海外の代表団との条件交渉の場も経験させていただきました。これが非常に面白かったです。大きな組織の仕事の進め方を学ぶこともできましたし、航空会社に入社しながら国家的な戦略に携わる仕事に力を注ぐこともできました。より大きな視点で物事を考える大切さ、ダイナミックさと細やかさを同時に求められる行動力、そして何よりこの仕事を通じて様々な方々と出会い、ネットワークを築けたことは、その後のエアラインの仕事人生でも大きな財産となりました。2年間の任期満了後はANAに戻り、入社時から「国際関係の仕事がしたい」と希望を出していたアライアンス室へ。海外の航空会社と提携してANAの航空路線を拡充するなど、グローバルなマーケットを積極的に獲得していく足掛かりをつくる仕事に従事しました。国家レベルでの取り決めが必要となる仕事では国土交通省の方と協働して進めることもあったのですが、その際は国土交通省への派遣時代に仕事で苦労を共にした方々との再会もありました。この時はこの人間関係が非常に役立ち、スムーズに業務を遂行することができましたね。

念願の海外勤務。より大きなフィールドへ。

そして、入社12年目となる2013年7月。ついに念願の海外勤務が実現し、当時のシンガポール支店総務部への配属が決まりました。大学時代の留学以来のシンガポールです。今回は家族を連れて赴任しました。ここでの私の最大のミッションは、ローカルマネジメントの促進。日本企業が海外でビジネスを展開する際には現地スタッフと私たち駐在員の意思疎通が不可欠ですが、一方的に日本の仕事のやり方を押し付けても決して上手くいきません。そこでANAとしては、現地スタッフを育成し、今後はローカルマネジメントを強化しようと考えていたのです。私は現地スタッフの採用から育成、組織づくりに関することまで様々なことに挑戦させていただきました。さらに現在はシンガポール支店の総務部に加えて、アジア総務サポート室という部門を兼任することに。今後は、これまでのキャリアで獲得した様々な経験や能力を活かし、アジア・オセアニア地域全体の総務を統括するポジションで国境を越えた大きなプロジェクトに関わっていければと考えています。

↑