お客様や同僚クルーと数々の出会いを経験するのが
CAという仕事の醍醐味です。
そこで生まれるたくさんの気づきや葛藤を糧に
成長する1人のCAの思いにフォーカスしました。

学生時代、帰省のたびにANAの飛行機を利用していました。いつも笑顔で楽しそうにお客様をもてなすCAの姿を見て、私も自然と笑顔になっていたのです。CAという仕事は人に元気を与えられる仕事なんだ、私もそんなふうに人を元気にしたい。これがCAを志すきっかけになりました。
「笑顔」は私の仕事の原点です。フライトでは「あんしん あったか 明るく元気」をモットーに、まずは自分が笑顔でいることを心がけています。また、お客様に安心して空の旅を楽しんでいただくためには、接遇だけでなく保安においてもプロフェッショナルとしての意識が大事だと思います。最高の笑顔でお客様をお迎えし、最高のサービスでおもてなしをすることで、お客様に笑顔で空の旅を終えていただきたい。これを目標にして、日々の乗務に臨んでいます。

 

どのお客様も大切な「個」の存在として接することで、お客様に特別感を感じていただけるような関係を目指しています。しかし、ほんとうにお客様のためを思うとはどういうことなのか、失敗から学びながら試行錯誤する日々です。
ある時、お客様から「あなたの行動は私の求めているものではない」とご指摘を受けました。型にはまった一通りの対応ではお客様にご満足いただくことはできない、とお客様から教えていただいた出来事でした。お客様が10人いらっしゃれば、10通りの行動やサービスがあります。お客様とのふとした会話から、その方の望むことを全神経を傾けて想像し、真摯に対応することが「お客様の側に立つ」ことなのだと思います。フライトを終えたときに「もう一度ANAの飛行機に乗りたい」「ANAを選んでよかった」と思っていただけるよう、お客様に寄り添う気持ちを大切にしていきたいと思っています。

 

慎重で丁寧なところが私の長所だと思う反面、慎重すぎて物事の理解や習熟に時間がかかる点がウイークポイントだと感じていました。私は要領が悪いのではと悩んだ時期もありました。そのようなとき、上司から「飲み込みに多少の時間がかかっても、しっかりと自分のなかで昇華し、腹落ちさせたものは、確実に自分の実になるから強いのだよ」という言葉をかけてもらい、コンプレックスをプラスに転換することができました。いまでは「慎重かつ確実に仕事をする」ことは私の強みだと感じ、自信につながっています。すばらしい上司や先輩たちの指導があるからこそ、いまの私があります。ANAの社員であることの誇りを胸に、これからは私が後輩たちに自分の経験を伝え、彼女たちの見本となり引っ張っていけるようになりたいと思っています。

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