人財戦略
人財戦略

ANAにとって、最も大切な経営リソースは「人」です。だからこそ、ANAでは早くから社員のことを「人材」ではなく「人財」と表現し、開発に取り組んできました。そのコンセプトは「自律成長」。“手取り足取り“ではなく、あくまでも社員一人ひとりの「成長したいという意志」を原動力にして、それをサポートするプログラムを数多く用意しています。
そして経営ビジョン「世界のリーディングエアライングループ」の達成を目指すのも、それを成し遂げるのもまた「人」。ANAではその達成に向けた人財戦略の柱を「グループ」「グローバル」「ダイバーシティ&インクルージョン」に置き人財を採用し、開発・活用しています。

人財開発プログラム

プロフェッショナル養成のための
人財開発体系

ANAの2つの総合職【=グローバルスタッフ職(事務)・グローバルスタッフ職(技術)】と2つの専門職【=客室乗務職・運航乗務職(自社養成パイロット)】には、プロフェッショナルとしてそれぞれに非常に高い専門性が求められます。そのためANAでは、職種別にプロフェッショナル養成のための人財開発体系が組まれています。

グローバルスタッフ職(事務)

入社から10年目までを「エアライン」と「ビジネス」の基礎を身に付ける期間と位置付け、ジョブローテーションによりフロントライン(顧客接点)・海外研修を含む複数の仕事を経験します。また、1・4・10年目には階層別研修として同期社員との共通の学びの機会が設定されています。

グローバルスタッフ職(技術)

入社すると、約半年間かけて「整備基礎訓練」を受講し、航空機や航空機整備に関する基礎を学びます。その内容は座学から整備作業のOJT(On the Job Training)まで多岐にわたります。その後、整備の4つの現業部門うち、ドック整備・装備品整備・原動機整備のいずれかに配置され、グローバルスタッフ職(技術)としてのキャリアが始まります。

客室乗務職

長い目でキャリアを考えた人財開発プログラムで、専門性の深化をサポートします。入社時の専門訓練や実機訓練をはじめ、グローバルマインド教育、階層別研修、組織マネジメント教育など、キャリアステップに合わせた少人数での教育が特徴です。また、経験に応じた登用機会として、地上部門への配置(スタッフアドバイザー)や、インストラクター、海外実務研修などがあります。

自社養成パイロット

ANA社員としての基礎を学ぶ目的で空港や営業の仕事を経験する地上配置(1~2年)、ドイツとアメリカで実施する基礎訓練、日本国内で実施する実用機訓練により「Multi-crew Pilot License(MPL)=操縦士資格」の取得を目指します。その後、運航便での乗務経験を積み、副操縦士への昇格を目指します。

「自律成長」をサポートする
充実した教育・研修プログラム

プロフェッショナル養成のための人財開発プログラムと併せ、ANAでは社員の「自律成長」をサポートする多くの教育・研修プログラムが用意されています。通信教育は「語学」「ビジネススキル」「教養」「資格取得」など約200コース、オープンセミナーは「異文化理解」「異業種交流」など約50コースが用意されており、社員一人ひとりがそのニーズに合わせて活用しています。

COLUMN

「教育訓練が充実している」部門 第1位に選ばれました!

ANAは、世界最大級の総合人材サービス会社ランスタッド社の「ランスタッドアワード2014」において、「教育訓練が充実している会社」として表彰いただきました。「最も大切な経営リソースは人」と考えるANAにとって、大変嬉しい受賞となりました。

人財戦略のキーワード

「グループ」「グローバル」
「ダイバーシティ&インクルージョン」

経営ビジョン「世界のリーディングエアライングループ」を目指し、ANAではその実現を担う人財を「①グループ」「②グローバル」「③ダイバーシティ&インクルージョン」の3つのキーワード」をもとに、採用し、開発・活用しています。

01「グループ」でひとつのブランドを創造する

ANAブランドで展開している航空事業は、ANAと多くのグループ会社が共同で運営しています。ANAと、空港でチェックインを担当する会社や航空券のセールスを担当する会社など60社を超えるグループ会社(※)が協力して、はじめてその事業が成り立っているのです。このように、多くの専門性が求められる航空事業を「グループ」で運営しているANAにとって、グループ会社の人財は、ANAの人財と同様に最も大切な経営リソースです。そのため、ANAではグループ会社との人財交流を活用し相互の人財開発につなげているほか、研修をグループ合同で設定するなど、グループレベルでの人財開発を実践しています。
※ANAホールディングスの連結対象会社数
(2016年3月31日現在)

COLUMN

ANAグループの「Good Jobカード」

ANAグループには、グループ全社員が共有する「Good Jobカード」というものがあります。仕事の中でちょっとした「いい仕事=Good Job」を見つけたら、カードに“お褒めのメッセージ”を書いて相手に渡します。人間誰しも褒められたら嬉しいものですよね?ANAグループはこうして社員同士で「ほめる⇔がんばる」サイクルを生み出すカルチャーを創っています。

02世界で活躍する「グローバル人財」を開発する

真のグローバルエアラインへの進化を目指し、ANAは「事業のグローバル化」に取り組んでいますが、それは同時にANAに様々な変化を促します。グローバルマーケティングを強化し、ご搭乗いただく「お客様」が多様化することにより、多言語への対応や多様なニーズに合ったサービスの開発など新たなチャレンジテーマが生まれています。また、グローバルアライアンス(国際提携)の進展により、海外のビジネスパートナーとの仕事も急速に増えています。ANAでは、このような環境でパフォーマンスを発揮できる人財=グローバル人財を「世界とたたかい、よく知られ、愛される」人財と定義し、その開発に取り組んでいます。

COLUMN

ANAの海外実務研修員制度

ANAには若手社員を対象とする「海外実務研修員制度」があります。これはグローバル人財を開発する一環として、20代を中心とする若手社員を実務研修員として海外に配置する制度です(配置は原則1年間)。担当する仕事はセールスや総務、整備など職種により様々ですが、現在は総合職(事務職・技術職)を中心に約50名の若手社員がこの制度で海外に出て経験を積んでいます。

03多様性を強みに変える
「ダイバーシティ&インクルージョン」

ANAでは、「会社」「性別」「国籍」「価値観」「障がいの有無」など、様々な違い=多様性こそ強いANAをつくる源泉であると考え「ダイバーシティ&インクルージョン」を推進しています。「内なる多様化」を進め、いつまでも多様なお客様のお一人おひとりに寄り添うことのできる航空会社でありたいと考えています。

COLUMN

女性活躍推進に優れた企業として
「なでしこ銘柄」に選定されました

ANA(対象はANAホールディングス)は、2014年に空運業として初めて「なでしこ銘柄」に選定され、2016年・2017年にも引き続き選定されています。
なでしこ銘柄は、経済産業省と東京証券取引所が共同で、女性活躍推進に優れた上場企業を選定し発表しているものです。