採用担当者からのメッセージ

田辺剛 /人財戦略室 ANA人財大学 マネジャー
田中更芳 /人財戦略室 ANA人財大学

中野秀謙 /人財戦略室 ANA人財大学 アシスタントマネージャー
長谷川詔子 /人材戦略室 ANA人財大学 スタッフアドバイザー 客室乗務員

田辺剛 /人財戦略室 ANA人財大学 マネジャー
中野秀謙 /人財戦略室 ANA人財大学 アシスタントマネージャー

田中更芳 /人財戦略室 ANA人財大学
長谷川詔子 /人材戦略室 ANA人財大学 スタッフアドバイザー 客室乗務員

MESSAGE 01

グローバルスタッフ職(技術)だけで20名採用予定。自分の専門を航空業界で生かすのは難しいなどと、決めつけずに応募してほしい

──昨年から中途採用に力を入れていますが、まずはその背景をお聞かせください。

田辺 一つはいうまでもなく事業拡大に対応するためです。航空運送事業の拡大に伴い、多くの部門で人財の強化が急務となっています。もう一つは新規事業を見据えたものです。新しいビジネスを立ち上げて運営するには、当然これまでとは違うノウハウが求められますから、多様な知識やスキルを有する人財が必要とされているわけです。

中野 昨年はグローバルスタッフ職(技術)だけで11名採用しました(グローバルスタッフ職(事務)の採用は30名)。当初は数人程度を予定していたのですが、予想以上にたくさんの方にご応募していただき、採用したいと思うような方も多かったんです。ただし、それでもまだ充足したとはいえません。今回は20名程度採用する予定です。

──一方で、新卒の採用数も増加傾向にあります。

田中 新卒者を採用して育成することはもちろん重要です。ただ、新卒採用だけでは事業環境の変化のスピードに追いつけません。部門や職種にもよりますが、現職で培われた専門性を発揮することが中途入社の方々にはより求められています。

田辺 一例を挙げると、今後、当社では海外の航空会社に出資をしたり、新しい事業に投資するといったことが増えていくでしょう。そうなると既存の社員が持ち合わせていないノウハウが必要となります。しかも、それらはきわめて専門性が高い。更にスピード観が求められます。

長谷川 私個人としては既存の社員とは違う発想や考え方を持ち込んでもらいたいという思いもあります。

田中 私も同感ですね。思考が似た社員ばかりだと、似たようなアイデアしか生まれず、結局、従来のANAという枠組みに収まるようなものになってしまう。私たちとは異なる発想や考え方ができる人が入ってくることで新しいものが生まれる、同時に新しいことにチャレンジするという風土も醸成されるのではないでしょうか。

──昨年はグローバルスタッフ職(技術)だけで11名入社されたわけですが、彼らはすでに新風を巻き起こしていますか。

田中 まだ入社1年ですが、それぞれの職場でいい影響をもたらしていると聞いています。

──そもそも昨年はどんな人たちが入社したのですか。

中野 昨年は「技術管理」「品質保証/管理」「航空機部品管理」「航空機部品物流管理」の4つの専門性で募集し、「技術管理」を中心に11名採用したのですが、そのうちの半数以上はメーカー出身でした。自動車メーカー、電機メーカー、大手重工会社などです。ほかには電力会社から来た方もいます。

──同業界よりも他業界から入社した方が多い。

田辺 そうですね。そういう意味では今回も「自分の専門を航空業界で生かすのは難しい」などと決めつけず、多くの方にご応募していただきたいと思います。

MESSAGE 02

「品質保証/管理」の応募に期待。今回初めて採用する「整備計画」と「機材管理」にも注目してほしい

──今回は昨年の4つの専門性に「整備計画」「機材管理」を加え、計6つの専門性で募集します。それぞれどんな経験を持った人を求めるか、お話しいただけますか。

中野 昨年募集しながら結局、応募者が少なかった専門性が一つあります。それは「品質保証/管理」です。「人は絶対にミスをする」という前提に基づき、ではどうするかを考える「ヒューマンエラー」に精通した人などを想定していたのですが、特殊な分野ですので、今回も重点的に採用したいと考えています。

──航空業界の経験者ということになりますか。

中野 ヒューマンエラーの分野はもともと航空宇宙関係から始まっていることもあり、航空業界などが先行していると言えます。そういう意味では同業の方が中心になると思いますが、たとえば医療の分野なども比較的ヒューマンエラーの研究が進んでいるので、他業界でも多少の知識と経験がある方はお会いしたいですね。

田辺 一般のメーカー勤務の方は難しい?

中野 いえ、そんなことはありません。そもそも「品質保証/管理」の仕事はヒューマンエラーに関わるものだけではありませんし。一般のメーカーでQMS(クオリティマネジメントシステム)に関わっていた方や、ISOを専門としている方などもご応募いただきたいですね。

──今回初めて募集する「整備計画」「機材管理」についてはどうですか。

中野「整備計画」についてはメーカーなどで生産管理や工程計画に携わっている人が対象になります。航空機に関する経験は問いません。

田辺 ANAには260機程度の航空機がありますが、それらすべてを自社あるいはグループ内で整備しているかというと、そうではないんです。現在、ANAではMRO(メンテナンス・リペア&オーバーホール)事業、つまり他の航空会社の航空機整備を受託する事業をスタートしているのですが、逆に自社の航空機の一部を海外のMRO会社に整備を委託することも多いんです。

中野 そう、ですから、どの航空機をどこに整備に出すのか、自社で行うのか、それともMRO会社に委託するのか。そうした計画を立てるのも重要な業務になります。

──メーカーなどで生産管理や工程計画に携わっていた人が対象とのことですが、たとえば自動車メーカーにいた人がANAに来て、すぐに活躍できるものなのですか。

中野 それは心配ありません。もちろん航空機に関する勉強は必要ですが、研修等もありますし。実際、過去に他業界から転職された方がいましたが、一カ月程度の訓練で職場に配属されました。

──もう一つの「機材管理」はどのような仕事なのですか。

中野 私たちが使用している航空機には購入したものもあればリースしているものもあるのですが、以前は退役するまで使い続けることが多くありました。しかし、今は自社で購入する場合、リースする場合、他社にリースする場合と多岐にわたっています。もちろん、売却することも珍しくありません。経営環境の変化に応じて、柔軟にラインナップを見直す必要があるわけです。そうした航空機、および機材の管理を担う仕事です。整備の観点より、どのタイプの航空機をどれだけ揃えるのが合理的かを考え、必要に応じて購入したり、リースしたり、貸し出したり、売却したりするわけです。もちろん、機材計画は整備部門だけでなく、本社やANAホールディングスの企画部門や調達部門との調整も多くあります。

長谷川 購買や調達という仕事に近い?

中野 そうですね。経営企画、あるいは事業計画の要素もあります。

──どんな経験があれば有利といえますか。航空機の売買の経験がある人はそうはいないと思いますが。

中野 航空機のリースを手掛けている会社や、航空機メーカーの販売代理店に勤務されている方などはすぐにご活躍いただけると思います。

田辺 航空機以外でも法人を対象とするリース業務、とくに工場の生産設備や建築機材など大きな投資を伴うものを扱う仕事なら接点があるのでは?

中野 そうですね。そういう経験のある方にもご応募いただきたいですね。

MESSAGE 03

チームで仕事をするのが好きな人、好奇心が旺盛で、チャレンジ精神溢れる人なら大きなやりがいを得られるはず

──最後に人物面についておうかがいします。どのようなタイプがANAという企業に向いている、あるいは成功しやすいといえるでしょうか。

田辺 いろいろな意見があると思いますが、いちばんはチームで仕事をすることが好きな人じゃないでしょうか。

長谷川 同感です! 人が好きというか、人と一緒に何かをするのが好きな人に向いていると私も思います。

田辺 というのもANAでは同じ部署の仲間はもとより、ほかの部署や職種の仲間と仕事をすることが非常に多いんです。

田中 自分に与えられたノルマや目標を達成したときこそ喜びを感じるという話をよく聞きますが、私にはあまりピンとこないんです。いつもチーム全員で目標を設定し、チーム全員で取り組んでいますから。これは当社の特徴といえるかもしれません。

長谷川 でも、決して馴れ合いで仕事をしているわけではないですよ。

田中 そう、そこは勘違いしないでほしいですね。チームワークを大事にしながら自分の役割はしっかりこなす、さらに誰かが窮地におちいっていたらさっと手をさしのべる──。そういうことが自然にできる人がいいですね。

田辺 あと社員はみんな基本的にチャレンジすることが好きだと思います。

長谷川 新しいことをやりたがる(笑)。

田辺 決められたことを正確に実行することは大事です。しかし、日々の業務を粛々とこなしていればいいなどとは誰も思っていません。もっとよくするにはどうしたらいいだろう、どこをどう改善したらいいのだろうと、みんな常に考えていて、いろんなことトライしています。

田中 まあ、いつもうまくいくとは限りませんが。たまには失敗することもあります(笑)。

長谷川 それでも考えぬいた結果であれば、咎められることはありません。だから、失敗を恐れずにチャレンジできるんです。

田辺 そういう意味では好奇心が旺盛で、チャレンジ精神溢れる人にとっては働きやすい職場ではないかと思います。

──中途採用のハンディもない?

田辺 勿論ありません。そもそも誰が新卒で誰が中途かなんて、ほとんど意識したことがありません。安心して飛び込んでほしいですね。

グローバルスタッフ職(技術)