採用担当からのメッセージ

バックボーンが異なる人たちの能力や才能を発揮し合う環境が、ANAにはあります

溝内 亘

人財戦略室 ANA人財大学 業務推進・採用チーム マネジャー

2018年2月入社

Interview 1

36歳で大病を経験。それが人生の大きな転機に

ANAの中途採用において、私は採用する立場です。しかし今回は、今年2月に中途採用された立場でお話したいと思います。

これまで、私は金融業界で代理店営業を3年9カ月、人材業界でキャリアアドバイザーや採用コンサルタントなどを11年3カ月、IT業界で人事を10カ月経験してきました。人材業界で新規事業開発の仕事に夢中になっていた36歳の夏、突然、心筋梗塞の病に倒れ、志半ばで入院生活を送ることになりました。意識を取り戻した時は寝たきりで歩くことすらできないため、好きな仕事にすぐに戻ることができない状態でした。入院中、ふと思い立ち、病室で“心筋梗塞・仕事復帰”と検索してみると、表示されるのはネガティブな話ばかり。「もう私の人生は終わった」と、正直、絶望的な気分でした。しばらく、「なぜ、今なんだ。なぜ、私なんだ」とやさぐれた感情になっていたのですが、日を追うごとに、「このままでは終われない。仕事復帰のロールモデルがいないなら、自分がなってやる。絶対に這い上がって楽しい人生を歩んでやる」とエネルギーが湧いてきました。

おかげさまで周囲の皆様や家族の支えもあり、幸運にも半年で体調が回復し、無事に職場復帰することができました。私は大好きな仕事に再び本気で取り組めることが嬉しくて仕方ありませんでしたが、どうしても「溝内に無理はさせられない」と周囲に気を遣わせてしまう。それがとても申し訳なく、また、悔しい思いから、もうここにはいられないと考えるようになりました。

Interview 2

もう一度“人”で勝負する環境で仕事がしたい

その後、縁があってIT業界で働けることに。ただ、技術革新のスピードが速い業界ということもあり、わかってはいたものの、投資のウェイトは人より技術という雰囲気を感じました。ぼんやりと「もう一度“人”で勝負する環境で仕事がしたい」と思うようになったとき、偶然ANAの中途採用のWEBが目にとまったのです。正直、最初は応募をためらいました。転職して数カ月でまた転職するのは今の会社に申し訳ない。転職を考えるのは逃げじゃないかという思いもありました。ただ、人材業界にいたときにある航空機メーカーの採用に携わって以来、航空ビジネスにもう一度携わりたいと思っていたこと、競争優位の源泉を人と置く会社で働きたいと感じていたこと、私がANAに入社出来たら同じような病気を経験した人たちに少しでも希望を与えられるのではないかと考え、応募を決意しました。

面接では採用の仕事に関わっていた私も驚くほど、いろいろな話を聞いてもらえたと感じています。担当者から「人事のプロを見せてほしい」と言われたときは正直戸惑いました。私の専門はカウンセリングとコーチング。それを掛け合わせながら人材育成することが強みと感じていたのです。それをどう説明するかと考えたときに、たまたま面接会場でホワイトボードを見つけました。「お借りしてもよろしいですか?」と話し、その場で立ち上がって、私が大切にしている人材育成モデルのプレゼンを始めました。担当の方は驚いたはずです。私自身、プレゼンをしながら「自分の思いを伝えたいあまり、はみ出したことをしてしまった。これは落ちるな……」と感じていましたから。でも、どうやらそこをおもしろいと感じてもらえたようです。

Interview 3

中途採用は、ダイバーシティ宣言の大きな軸

入社前、どちらかというとANAにはお堅いイメージがありました。でも入社してみると、目指すゴールまでのプロセスややり方に関しては担当に任せてくれる雰囲気を感じています。面接での私のホワイトボードプレゼンを受け入れてくれたのもそのためでしょう。私と同じタイミングで、グローバルスタッフ職(事務)は、40名ほどが中途入社しました。総合商社、監査法人、物流業界、航空業界、IT業界、金融業界、電機業界、自動車業界、鉄道業界など、いろいろな業界からANAに入社した、年齢もキャリアもまったく異なる同期です。共に入社後研修を受けた同期の絆は強く、現在も定期的に集まりお互いの成長を喜びあっています。ANAは「ダイバーシティ&インクルージョン宣言」でさまざまな取り組みを進めています。ダイバーシティというと女性活躍や障がい者雇用が思い浮かぶ人が多いと思います。私は中途採用もダイバーシティの大きな軸だと考えています。バックボーンが異なる人たちの背景や文化を理解し、能力や才能をお互いが発揮し合ってより良い企業に成長していく。実際にANAに入社し、ANAはそれを自然に実践しているのだと強く感じています。

入社後、私は人財戦略室ANA人財大学にマネジャーとして配属されました。この部署には人事一筋ではなく、客室乗務員や旅客サービス、パイロットの運航支援部門など、さまざまなキャリアを積んだメンバーが集まっています。ともすれば各々の考え方や向かう方向性がバラバラになりそうですが、全員がお客様を主語に仕事をしているのでハレーションが起こらず、気持ちよく仕事をしていることに驚きました。そして一人ひとりがこれまでのキャリアで培った専門性を活かし、互いに相手の能力や才能を借りながらチームとして意思決定する、そんなエネルギーに満ち溢れた職場です。

Interview 4

グローバルスタッフ職(事務)で数十名の採用を予定

今年はグローバルスタッフ職(事務)だけで数十名の採用を予定しています。お客様満足と価値創造で世界のリーディングエアライングループを目指すために、あらゆる力を必要としています。世界を舞台にダイバーシティな環境の中で勝ち抜くために、中途採用の人たちが活躍できる機会と場がたくさん用意されていることを、私自身が実感しています。また、現在、ANAでは、ANAマイレージクラブカードのデータベースを活用したFinTech事業や遠隔接客サービスをはじめとしたANA AVATAR事業など、ノンエア事業も拡大させています。いろいろな業界で経験を積んだ方々と一緒にANAの成長のスピードも角度も上げていけたら嬉しいですね。

入社後は約2カ月間の旅客現場研修があります。航空業界についてわからないと不安をお持ちの方も、ここで現場を直に経験できるので安心してください。私もこの研修で空港業務の実務を体験し、その後の業務を行う上で大きな力となりましたから。夢や目標に向かってステップアップしたいと思った時は、まず行動を起こさないと何も始まりません。動き出すことでトビラは開ける。迷ったらまずは一歩、前に踏み出してみることの大切さをANAへの転職を経験した先輩としてみなさんにお伝えしたいですね。そして、人財戦略室のメンバーとして、みなさんの挑戦をお待ちしています。